設立趣意書
特定非営利活動法人ACTたま 設立趣旨書
人は歳をかさねた時に何を拠り所として生きていくのでしょうか。
人それぞれであると思いますが、住み慣れたところで親しい人と行き来しながら自分らしく暮らすことを多くの人が願っているのではないでしょうか。
我が国では2020年には人口の25%が65歳以上の高齢者になり、世界に類をみない高齢社会が目前に迫っております。
また、少子高齢化、核家族化、女性の就業率の上昇など社会のさまざまな変化の中で、私達が願う自分らしい暮らしの実現は、特に高齢・障がいを抱えた方にとってはますます困難な状況になってきています。
2012年の介護保険制度改正では地域包括ケアが大きく位置づけられ、「地域のなかで相互扶助のしくみをつくる」ことが社会全体の目標になってきています。
このような中で、私達は、地域に根差した事業と活動をすすめるためNPO法人を立ち上げることといたしました。
独立型の居宅介護支援事業所のケアマネジメント業務を主たる事業とし、その業務を通して地域のネットワーク作りに努め、これからの時代の新しい地縁による支えあいのしくみづくりに寄与できればと考えます。
また事業を次世代につなげることは、社会的責任であるとともに私達の未来を創る事であり、多世代の多様な参加による働く場の環境づくりによりその実現を目指します。
さらには地域の相互扶助のしくみづくりのための活動に参画し、事業と活動を通して地域の福祉環境の向上に努めていきます。
社会状況が刻々と変化するなか、時代に即した柔軟な事業と活動の継続により、高齢になっても障がいがあっても、私達の望む自分らしい暮らしができる豊かな地域社会の実現をめざし、ここに「特定非営利活動法人ACTたま」を設立いたします。
平成25年 4 月 12日